親愛なる兄弟姉妹の皆様!

主のご降誕祭と新年のお慶びを申し上げます。

幼子イエス様・マリア様・ヨセフ様からのお恵みと喜びと平和が皆様と皆様の心の中におられる方々の上に豊かに注がれるようお祈りいたします。

昨年中、公私にわたりお祈りやお支えやご協力などを戴き、心より感謝いたします。本年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。

2019年を一緒に迎えることができたことを心を合わせて神様に感謝しながら、改めてこの新年を神様と神の母である聖母マリア様のみ手に委ねながら、新たな気持ちと熱意をもって前進いたしましょう。

降誕節と新年に当たり、キリスト教には、共生性という特別な賜物があることを思い起こしましょう。主イエスは、食事の時間、夕食の時を選んで、食卓を囲んで喜びのうちにご自分の霊的なあかしを弟子たちに託しました。そして、真理と永遠の愛を育み、救いをもたらす食べ物と飲み物として、ご自分のからだと血をお与えになったのです。また、聖パウロは「フィリピの信徒への手紙」の中に「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、…」(フィリピ2・6-8)と書かれています。

私たちの一人ひとりは、主の降誕の神秘とごミサを通して、「共に生きる」体験をしていると思います。イエスの神性と人性を観想することによって、自らのうちに閉じこもろうとする誘惑を退け、愛と忠誠のうちに強められ、イエス様のみ心に従って兄弟姉妹愛を広めるのです。

今日、多くの社会的要因により家庭・社会の共生性が破壊されています。多くの家庭は食事と話し合いを一緒にするよりもテレビを見たり、スマートフォンやゲームなどで遊んだりしているそうです。多くの人は排除差別され、技能実習生たちは「日本人より安いのではなく、ロボットより安いから」使われている状態などです。

平和を実現するために、共生性を取り戻すためには、私たちは食卓を囲んで、互いに話し合い、受け入れ合い、守り合いなどをしなければならないでしょう。それらを実現するために、「感謝の祭儀の神秘」に目を向け、大切にしていかなければなりません。新年に当たり、「新しい心で、新しい方法で、新しい決心で」共生性に強い関心をもち、それを示していきましょう。

寒さはこれからが本番です。どうかお身体を大切になさって、良い降誕節と良いお年をお過ごしください。感謝と賛美のうちに!!