全世界のカトリック信者たちが「アレルヤ」の賛美を歌いながら復活節を過ごしていますが、皆さんはどのように過ごしているでしょうか。
今年の復活徹夜祭には、神の呼び掛けに応えて3名の兄弟姉妹が入信の秘跡を授かりました。新しい兄弟姉妹を与えてくださった神に感謝し、今後とも兄弟姉妹として受け入れ合い、助け合い、支え合って生きましょう。
5月の自然界では多くの色鮮やかな花々が競い合って咲いています。典礼では、復活節の光のもとでキリストの神秘が示されています。
自然と典礼の両方の理由から、教会の伝統は5月をおとめマリアに捧げる月としています。実際、マリアは被造物の中で最も美しく咲いた花です。初期キリスト教共同体の謙遜さの代表者であり、つつましい代表者であり、霊的中心です。
5月にあたり、「栄えの神秘」(①復活されたイエス、②天に上げられるイエス、③使徒たちに降る聖霊、④天の栄光に上げられるマリア、⑤すべての人の母となるマリア)の中に「喜び・祈り・栄光・加護・出向き」のマリアの姿が見られます。「栄えの神秘」を黙想する私たちの周りには、死や悲しみ、憎しみ、人々の道徳的退廃がはびこります。しかし、神は、それらを赦す方ではなく、世界の変革を夢見て、それを復活の神秘によって成し遂げてくださいました。マリアは必ずわたしたちを見守ってくださいます。
復活された主キリストに出会ったマリア(ヨハネ20.11-18参照)、使徒たち、弟子たち、当時の人々を見倣って、私たちは、家庭の中で、地区内、小教区の仲間たちと共に、秘跡、特にミサにおけるイエスとの人格的な出会いの恵みを大切にしましょう。また、イエスとの人格的な出会い、復活されたキリストと出会いの喜びを、置かれた場所で回りの兄弟姉妹に広げていき、社会の福音化に奉仕し、咲きましょう。
今月中、仁川小教区の私たちは「多くの人がイエスに出会い、キリストの光に包まれ、聖霊の息吹を受け、神に愛されていることに気づき、勇気をもって出向いていくことができるように」という意向をもって心を合わせて祈りたいと思います。5月12日(日)午前8時30分からマリア祭が行われるので、母なる聖母マリアに心を込めた色鮮やかな花々を持参して捧げ、聖母の取り次ぎによって祈りましょう。また、この日の9時ミサ後、信徒集会も行われるので、ご参加ください。感謝と祈りのうちに!!!