今月は、「ミサの中の聖歌と週日のミサ、ミサ前・中・後の態度」について考えたいと思います。
愛を表し深める聖歌
「愛する人は必ず歌う」、「歌う人は2倍祈る」とよく言われています。聖歌、特にミサの中の聖歌も大切です。小教区の中で、歌を省略してできるだけミサを短くしようとしている所に行くと、大変寂しくなるでしょう。「愛する人は必ず歌う」とすれば、「歌がなければ愛がない」と言われても仕方がないかも知れません。「歌う人は2倍祈る」とすれば、歌わない人の祈りは効果が少ないのかも知れません。聖歌は素晴らしい信仰のあかしだと思います。「仁川小教区全体で歌おう」、「典礼を大事にしよう」、「聖歌練習をしよう」という考え方と行動は素晴らしいと思っています。それを大切にして続けてもらいたいのです。今後とも小教区全体が歌うよう、特に子どもたちが歌うよう指導してほしいものです。聖歌は信仰教育に役に立つからです。聖歌を一緒に歌うことも、信仰の連帯感を強めるとよく言われています。どうぞ、連帯感と喜びをもって聖歌を大切にしましょう。
週日のミサを共に捧げる
日曜日のミサを一緒に捧げるだけではなくて、時には週日のミサを共に捧げるように勧めたいと思います。なぜなら、日常の信仰生活及び日常生活とミサを切り離すことができないからです。「信仰深い信者が集まれば、ミサが良くなる → 日常生活も深まる → ミサが良くなる → 日常生活が深まる」とよく言われています。日曜日にはもちろん、家族揃って教会に行かなければなりません。それに加えて、一年に一回、または春夏秋冬に一回、できれば一ヶ月に一回、一つの週日を選んで、家族揃ってミサを一緒に捧げるようにしたら、とても美しいことだと思います。平日ミサへの参加は信徒の義務ではないのですが、ミサに与り、真心を込めて祈るのは信仰生活のプラス・アルファになると信じています。仁川教会では、毎朝6時から「教会の祈り」をした後、ミサを捧げているので、恵みを共にいただき、共に感謝しましょう。
ミサ前・中・後の態度
ミサの時の祈りの態度は、きちんとする、きちんとさせるべきだと思います。一人ひとりの信者の参加態度が積極的になることが大切です。ミサへの積極的参加とは、姿勢を正し、「神に感謝」「アーメン」などを力強く答え、聖書朗読者と共に朗読し、司祭と共に捧げることです。
もちろん、ミサ中だけではなく、事前に準備することも、ミサ後に振り返ることも積極的参加です。その日のミサで朗読される聖書箇所を予め読んでおくとか、ミサ前後に静かに一週間の自分の生活を振り返るのも積極的態度です。
主の平和・豊かなお恵みが兄弟姉妹の皆さんに豊かに注がれますようにと祈ります。