兵庫県西宮市のカトリック教会

巻頭言とお知らせ

主任司祭 和越敏 巻頭言

死の神秘を生きるキリスト者

教会は伝統的に11月には、死者を思い起こし、墓の世話をし、安息を祈り、ミサを捧げるよう、つねに促してきました。 私たちは、人の死を受け入れ難く、死の力を取り除き、死を払いのけようとしているのではないでしょうか。「幸福(良 …

2024福音宣教月間にあたり ~あらゆる場面でシノドス性を深めて使命を推し進めよう~

カトリック教会は、毎年10月の最後から2番目の主日(今年は10月20日)を、「世界宣教の日」と定めています。今年の10月の教皇の意向では「教会が、共同責任のしるしとして、あらゆる場面でシノドス的な生活様式を維持し、司祭・ …

2024 年「すべてのいのちを守るための月間」にあたって

8月の平和旬間行事を通して、私たちはウクライナやガザでの戦争の悲惨な映像を一緒に視聴し、苦しみを知りました。また、平和祈願ミサの後には、「真の平和」を目指して、聖霊の導きによる「霊における対 話」を通して「ともに歩む教会 …

― 平和の巡礼者・建設者 ―

✟平和と善 「カトリック平和旬間」(8 月 6 日~ 15 日)の季節を迎えました。パレスチナ(ガザ)、ウクライナをはじめとする戦争の悲惨さ、苦しみ、悲しみを思い、「霊における対話」を通して、共に平和を祈り、考え、語り、 …

― 平和旬間に向けて ―

1981年2月に「平和の使者」として訪日された教皇ヨハネ・パウロ二世は「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。過去を振り返ることは、将来に対する責任を担うことです」と呼びかけられました。これを …

多様性における一致を福音宣教共同体へ

親愛なる兄弟姉妹の皆さま、 5月12日(日)「主の昇天」9時ミサ後の信徒集会で、評議会と各委員会の活動報告と今後の計画と抱負をお知らせしました。2024年度が新議長団・新評議員と共に再スタートします。私たちの仁川教会は、 …

「教会の母 聖マリア」に小教区の成長を願って

全世界のカトリック信者たちが「アレルヤ」の賛美を歌いながら復活節を過ごしています。5月は自然の光の中で多くの色鮮やかな花々が咲いています。そして教会の典礼では、復活節の光のもとでキリストの神秘が示されています。自然界と典 …

神はどこにいるのか ― 闇の中で ③

兄弟姉妹の皆さま、多くの暗闇の中で福音書の女性たちに手を引いてもらって、復活される神のいのちの夜明けの最初の光を私たちも目撃しましょう。彼女たちは、静かに朝の光が訪れる前に、イエスの体に香油を塗るために、墓に行きました。 …

「神はどこにいるのかー闇の中で ②」

多くの闇の中で私たちは、さまざまなことを自分自身に問いかけます。そこには神の現存についての問いかけもあります。 四旬節、特に聖週間の間、イエスの受難の物語は私たちに寄り添い、私たちを支えます。そこにも、さまざまな問いかけ …

「神はどこにいるのか ー 闇の中で」

年明け早々、能登半島地震の被災状況が徐々に分かり心を痛めていたところに、羽田空港の事故のニュースが報じられ、胸が締めつけられる思いです。 私たちも、いつ災害や事故に遭遇するか分かりません。地震と事故などの闇による残酷さに …

平和の降誕に兄弟姉妹愛を

主の降誕祭と新年を迎えるにあたり、兄弟姉妹の皆様に心からお祝い申し上げます。 いつも絶えず、公私ともにお祈り、お心遣い、ご協力などをいただき、感謝いたします。主の降誕に世界の平和と兄弟姉妹愛を願いつつ、皆様と皆様の心にお …

「雄々しくあれ、心を強くせよ。主を待ち望め」

12月3日(日)から始まる今年の待降節。待降節は、2000年以上前に古代ユダヤ人がイスラエルを罪の奴隷状態から解放してくださるメシアを待ったことを思い起こす時であり、神の独り子の降誕祭を準備する期間であり、また一人ひとり …

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