親愛なる兄弟姉妹の皆さま、 5月12日(日)「主の昇天」9時ミサ後の信徒集会で、評議会と各委員会の活動報告と今後の計画と抱負をお知らせしました。2024年度が新議長団・新評議員と共に再スタートします。私たちの仁川教会は、社会の中の単なる組織体ではなく、福音に生かされる宣教共同体です。そのため には、共同体の多様性に目覚め、全体として一致することが不可欠です。
聖パウロは「私たちの一つの体は多くの部分から成り立っていても、すべての部分が同じ働きをしていないように、わたしたちも数は多いが、キリストに結ばれて一つの体を形づくっており、各自は互いに部分なのです」(ローマ12.4-5)と述べています。私たちはそれぞれの豊かな個性のうちに、与えられたいのちを生きているので、当然、さまざまな考え方や異なる価値観をもっています。それ は全体としての体を生かす部分としての多様性であり、共通善に導かれた神からの豊かな賜物を生きる個性です。同時に私たちには、多様性のうちにも一致が求められます。三位一体の交わりのうちに、一つになるように、み言葉とご聖体によって、キリストの体において一致するようにと私たちも招かれているのです。
教皇フランシスコは「聖霊は、賜物の多種多様な豊かさを生み出すと同時に一致を築きます。この一致は決して画一的なものではなく、引き寄せる力を持った多様性の調和です。福音化というものは、聖霊が教会にもたらす多様な豊かさを喜んで認めます」(『福音の喜び』117)と述べています。
これからも教会共同体にあっても、聖霊に導かれて、いつくしみのうちに多様性を受け入れ、それぞれに与えられた豊かな賜物を生かしながら、共同体として一致し、福音を告げ知らせる共同体として日々成長する道を進み続けたいと思います。
このような共同体を育てるために、教会の務めの十分な具体化と、皆さまの祈りと協力が必要です。そして、多くの課題を解決するために、今後とも議長団や評議会、各委員会、その他の方法でも意見を集め、共に進みたいと思います。
今までそれぞれの形で協働してくださった議長団、各委員会、小教区の一人ひとりに感謝すると共に、これからも新議長団と新評議員と皆さまと力を合わせてシノドス性を生かしながら、神のみ言葉に生き、福音宣教の道を歩めるように、引き続き、祈り、協力をお願いします。
教会の母である聖母マリアとフランシスカン諸聖人の取り次ぎによって願いながら、聖母と諸聖人の信仰における勇気に倣って、神の示される道を歩み続けましょう。祈りと感謝と願いのうちに!