2024年12月24日に聖ペトロ大聖堂の「聖なる扉」が開かれ、希望の聖年が始まりました。全教会の兄弟姉妹と共に「熱心な信仰、生きた希望、実践的な愛」をもって聖年を過ごし、お恵みをいただきましょう。
ローマ教皇庁はこの聖年のイメージ・キャラクター「ルーチェ(Luce・伊語:光)と仲間たち」を発表しました。「ルーチェ」には、多くの深い意味があります。黄色のレインコートを着て、杖を持つのは、この聖年の旅を通して神の保護と導きを象徴するのです。首にかけた十字架とロザリオは、巡礼の間、祈りが霊的な力となり、信仰、希望、愛を増し、あらゆる逆境にあってもより確固とした決意を抱かせることを示しています。ルーチェの輝く目は希望の象徴です。また、愛犬と一緒にいるのは巡礼の精神と信仰の発見を思い出させます。ルーチェの泥だらけの靴は各自が歩まなければならない人生の道を示しています。
ルーチェにはまた他の同行者もいます。 それはフェ(Fe・西語:信仰)、シン(Xin・日本語:真)とスカイ(Sky・英語:空)です。それぞれが明色のジャケットとルーチェのような必要な装備を持っています。
「ルーチェと仲間たち」のキャラクターはバチカン・パビリオンの代表として日本国際博覧会(大阪・関西万博)で登場します。
タウ11月号に書いたように、聖年は、罪人である人間に対する「神からの恩赦の年」、「回心による神と人間の和解の年」とされ、人間同士の「連帯、希望、正義、兄弟姉妹と共に喜びと平和のうちに神に奉仕する年」です。
2025年の通常聖年のテーマは「希望の巡礼者」なので、巡礼であり旅である私たちの生涯を思い巡らしていきましょう。地上を旅する私たちは「泥だらけの靴」に表されるように試練や闇に見舞われる時もあるでしょうが、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいる」(マタイ28・20)と いうイエス様のみことばを信じながら、希望をもって「ルーチェと仲間たち」と共に「希望の巡礼者」として人生の旅を歩み続けましょう。
このたびは、膝の手術のためにご心配をおかけし、たくさんのお祈りをいただき、心より感謝申し上げます。神様のお恵みと皆様のお祈りのおかげで膝の手術は大成功でした。希望をもって回復に向けて毎日のリハビリを頑張っています。また、お会いする日を楽しみにしています。引き続き、お祈りをよろしくお願いいたします。感謝を込めて皆様のためにお祈りし続けています。